『スクール革命!』関西弁のキレ芸が強烈なインパクト

 俳優業の一方で、女性ファッション誌『Ray』の専属モデル(2019年1月号~2024年4月号)を務め、同性からの支持も多い。スタートとなった『美少女』という枠から外れることなく清楚な雰囲気の髙橋さんだが、そんなイメージを変えたのが『バラエティ番組』への出演だった。特に『スクール革命!』(日本テレビ系)で見せた関西弁のキレ芸のインパクトは強烈だった。

「やっぱり、『国民的美少女コンテスト』の出身だったから、そこでは訊かれたことに大人しく答える……ぐらいの優等生的な立ち位置だったと思うんですね。“ワ~って喋る”ということを求められてはいなかったんです。そんな中、少しずつ自己プロデュースを始めたのが、丁度バラエティに出始めたタイミングでした。
 中でも『スクール革命!』はレギュラー的な立ち位置で、いろんな試みをさせてもらっていたので、私の中ではホームなんです。バラエティに出始めの私にとって、すごく鍛えられる場でもありました。芸人さんたちもすごく温かく見守って下さって、あの現場はすごく居心地が良かったです。『スクール革命!』に出演したことによって、知名度も上がりました。元々、自分より年上の方からの認知度のほうが高かったんですけど、『スクール革命!』をはじめとする様々なバラエティに出させてもらうことで、自分より若い方や同性の方にもアプローチの幅が広がりました」

 これから、デビュー11年目に向けて、高橋さんはどんな変化を望んでいるのか。

「まだまだわからないことも知りたいこともたくさんあります。これまでは求められることに対して、自分がどう出来るか、どうアプローチするかといったことを考えてやってきたんですけど、これからはそうじゃなくて、自分がどうモノを作っているかということも意識して取り組んでいきたいです。作品作りに携わった時に、いただいた材料をより良くするということも大事なんですけど、無いモノ……自分で作れる要素もあったりするんですね。例えば、設定とかでも裏設定として新しいモノを作ることによって、より役の深みが出るとか。その作品だけに関わらず、もっとクリエイティブなことをしたいですね」