川嶋あいが『あしながおじさん』に感銘を受けたワケ

 なかでも最近感銘を受けた作品は、米国の作家ジーン・ウェブスターが1912年に発表した小説『あしながおじさん』。同作は、孤児院で育った少女・ジュディが、孤児院の評議員のひとりで資産家の“あしながおじさん”から毎月1回手紙での報告を条件に、金銭的支援を受けて大学へ進学することからはじまる、成長の物語だ。

川嶋あい 撮影/桜井恒二

「私、アニメの『世界名作劇場』が昔から大好きなんですよ。しかもあれ50話くらいあるじゃないですか。今ひと通り見る時間っていうのがあって、ゆっくりゆっくり見るのが好きなんです。

 そこでアニメ『私のあしながおじさん』を久々に見て、原作を読みたくなっちゃいました。実際に小説『あしながおじさん』を手にとってみて、アニメもけっこう衝撃的な展開だったんですけど、 “自分はこんな展開を待ってたんだ”と思いました」