社会人の連絡手段「メール」が難しい!

 それまで天真さんは舞台人として歌や踊り、芝居に磨きをかけてきたが、社会人へのCHANGE後には、会社員がひんぱんに利用する連絡手段――メールが立ちはだかった。

「メールの文章も書き出しからまったくわからなくて。ネット上にあるメールのテンプレとかいくつも見て。でも、かしこまった文章って頭の中に入ってこないんですよね……。話し言葉だとスッと入ってくるんですけど。

 塩梅が難しくて、かしこまりすぎたメールがくると“何言ってんだ?”となるし、私自身もかしこまりすぎて、我ながら“結局要件はなんなんだ?”みたいなメールをよく書いてしまっていました。
そんななか、敬語でありながら、くだけた感じもあって読みやすいメールを書く人もいることに気づいて。取引先の方なのでそんな間柄でもないんですが、会ってメールの書き方を教えてもらえないかな、と思ったりしました」