コンプレックスを笑いに変えて

 それ以外にも、ユーチューブではセクシーな動画がたっぷり。『ジムでお胸のトレーニングしてたらあかんことになりました…』や、『NG無し! 100の質問』では、ざっくばらんに何でも答えていましたね

「ぜひ、読者の皆さんにも見てもらいたいです!」

 でも、その自慢のバストで笑いをとるようになったのは、何がきっかけで?

「今から7〜8年前、深夜のバラエティ番組に呼んでいただいたことがあって、そこで初めてお胸で笑いを取れたんですよ。それが本当に心から楽しいと思えて、その瞬間、何かから解放されたような気がしたんです。“あ、これでいいんだ!”って。それからです」

 それまでは?

「私、本当にお胸がコンプレックスだったんです。大きいのが恥ずかしくて、小学6年生の頃から高校卒業まで、プールの授業はずっとお休みしていたぐらい。
 お母さんの字を真似して『今日の体育の授業は見学します』って、自分で書いてました(笑)」

 サインを書いてもらったときに、すごく字がきれいだなと思ったんですけど、そこには、そんな秘密があったんですね。

「小学生の頃から大人みたいな字を書けるよう、必死で練習しました(笑)」

 そんなコンプレックスを持っていたのに、それでもグラビアをやろうと思ったのは、なぜですか?

「その頃、岡本太郎さんの名言集の本を読んだんです。その中に、“安全な道と危険な道のどちらかで迷うのは、後者こそが自分の行きたい道だから”とか、“私は、人生の岐路に立ったとき、いつも困難なほうの道を選んできた”なんて言葉があって、それに、すごく感銘を受けて……」

 あえてコンプレックスだった胸を武器にするグラビアを、やってみようと?

「はい。いろいろ悩んだけど、周りから勧められていたこともあって、思い切って挑戦してみようと思ったんですけど、やっぱり恥ずかしさはあったんです。
 でも、その番組がきっかけで何かが吹っ切れて、本当の意味で武器になりました。今では巨乳で良かったなと思えます」