現在、もっとも注目される漫才師・ランジャタイの伊藤幸司と国崎和也。M-1王者マヂカルラブリー野田クリスタルに「あれこそカリスマですよ。芸人はああなるべきですよ、みんな」と絶賛され、同じくM-1王者の錦鯉渡辺隆からも「理想だよな」と評価された国崎。その傍らに立ち、唯一無二の存在感でツッコミつづける伊藤。
 はてしなく深い地下から、現在の輝く舞台まで、ずっと一緒にやってきたランジャタイの2人。2023年にはほぼ同時期に著書を出版した。彼らのTHECHANGEとはなんだったのかーー。

撮影/三浦龍司

 ランジャタイに取材した日は、「結成16年以上」が出場資格の賞レース『THE SECOND』決勝前日だった。ダウンタウン松本人志がアンバサダー、ギャロップが初代王者となった大会で、ひときわ輝いていたのが準優勝のマシンガンズ。人生がCHANGEしたと言えるマシンガンズと準決勝で対戦したのが、ランジャタイだった。

 準決勝の結果発表の際、マシンガンズの300点満点中「289点」という驚異的な高得点を見たランジャタイは踊りあがって喜び、マシンガンズに抱きついていた。決勝の大舞台を逃したにもかかわらず、対戦相手を心から祝福するこの光景に、胸を打たれたファンは多かっただろう。

 2人に『THE SECOND』決勝について聞いてみた。

ーー明日の『THE SECOND』、ご覧になるんですか?

国崎「明日か。早いですね。そうですね、見られる環境だったら見ます。スタジオ……スタジオは行けないか」

伊藤「友保(※金属バットの友保隼平。決勝初戦でマシンガンズと対戦)が、来てくれや-、って言ってたから……」

国崎「たぶん入れないと思う。いまの感じだと。番組の密着のカメラが昨日(※お笑いライブ『行列の先頭』)来てたんですけど、俺ら死んだんか、ぐらいに無視されてましたから」

伊藤「お化けぐらい目に入ってない。スタジオ、絶対止められますよ」

 仲間、ファンに愛される2人の人柄と、ダメとわかっていながらもなおスタジオに行こうとする姿勢。そこにランジャタイの比類ない魅力があるのだろう。