直感を信じて、自ら番組宛てに手紙を出した
10代のころから芸能界への憧れがあったというアレン様。高知県出身で、地元の定時制高校を中退して17歳で上京した少年にとって、芸能界への足がかりなど皆無だった。
「コネも知り合いもいないし、ド田舎から出てきた子ガキが芸能界に行くには行動するしかないんだけど、なにをしていいかわかんないじゃない。でもヮタクシはさっき言いましたように、自分の直感と本能をすごく信じてる子だったんですよね。当時『私の何がイケないの?』という番組があって、整形の特集をしているような番組だったんです」
ーーアレン様は当時から整形していたんですよね。
「そう、見ただけでわかるくらい整形してたの。それでそのとき何を思ったのか、パッと“これならイケるかもしれない”っていう自信が浮かんだの。わかんないけどね。ちょこまか整形して1千万以上かけていることが当時は珍しかったんです。だから“武器にできるかもしれない。これだけ整形していてかっこいいし、ネタにできるかもしれない”って、妙な自信があったの。そう思ってヮタクシ、番組に直筆でお手紙を書いたんです。返事が来るかもわからないのに、自分のお写真を入れて、芸能事務所に送る感覚で番組に送ってみたんです」
実際の放送でもアレン様が書いた手紙が取り上げられているが、VTRに収めたくなるくらい、番組スタッフにとっても願ったり叶ったりな出来事だったにちがいない。
「それから数日経って、非通知で電話がかかってきたの。これもCHANGEの瞬間のひとつにとらえてほしいんだけど、ヮタクシっていつもは非通知に出ないのよ。怖いから。でもね、当時のことはすごく覚えてるんだけど、杉並区のアパートのせんべい布団の上でしたよ。すっごい体に激痛が走りながら寝てて(笑) 、そのときに非通知がかかってきたの」