バラエティでは錦鯉・渡辺隆に対する罵倒芸で大ブレイク中のみりちゃむ。ドSなギャルのイメージを買われてテレビに引っ張りだこ、現在はNHK連続テレビ小説『おむすび』にて、ギャルサーのリーダー役として出演中だ。ほぼ初めてだというドラマの現場で、苦労もたくさんあったと話すが、その表情はなんとも華やか! そんな朝ドラ撮影の裏話から彼女の素直な内面までをたっぷり聞きました!【第2回/全2回】

みりちゃむ 撮影/冨田望

ーー現在放送中の朝ドラ『おむすび』のギャルたちは、元アイドルだったりモデルだったり、みんな経歴もさまざまですが、「環奈ちゃん含めほとんどアイドル出身なんですよ。最初もそういう話をして打ち解けました」と語るみりちゃむさん。ご自身も元アイドルなんですか?

「14歳のとき、事務所に所属していて、中学卒業までアイドルをやってました。でも、“合わないな”と思って辞めてから、『ポップティーン』の読者モデルをやったり、『egg』専属モデルになりました」

ーーどんなところで“合わない”と感じたんですか?

「元々ダンスボーカルチームだって聞いていたのに、アイドルだったから“くっそ!”って思って(笑)。ぶりっこしなきゃじゃないですか。それが合わなかったんですよね」

ーー当時から外見もギャルスタイルで?

「13歳の夏休みにはへそピを開けて金髪にしていました。でも一応、校則を守りつつ、ギャルをしていました」

ーー先生に怒られたりしなかったんですか?

「化粧して登校したら顔を『キレイキレイ』で洗われたことがありました。魔女っていうあだ名の先生に(笑)」

ーーいかにも厳しそうな先生ですね。仕事と学業の両立、大変そうですね。

「中1の終わりに体調を崩しがちになって学校に行けなくなったと同時に、いろいろなオーディションを受け始めたこともあってイジメが始まりました。中2は学校にほぼ行っていないんです。でも、中3の頃には“もういいや”って、一匹狼が形成されました(笑)」

ーーかっこいい! 一方で『egg』は、居心地が良さそうですね。

「先輩モデルたちは『Pop』の撮影で会った人も多かったし、いい人ばかりで仲良くしてくれました。喧嘩もしますが、みんなその場で思ったことを言っちゃうだけで、裏で言わないからいいんですよね」

ーー喧嘩といえば、みりちゃむさんのブレイクのきっかけでもあります。ユーチューブ番組『佐久間宣行のNOBROCK TV』の第一回口ゲンカ最強女子オーディションでみせた鋭い罵倒で話題になりました。

「あのときは本当に佐久間さんのことも知らなかったし、“これは何だったんだ?”と思いながら帰りましたね。あれで話題になったのは運がよかったです」