2013年に、ミス・ティーン・ジャパン2014で準グランプリを受賞し、デビューした志田音々。その後、テレビ、舞台、雑誌グラビア、YouTubeなどで大活躍、さらに仮面ライダー俳優でもある。三越劇場での座長公演から、貴重なデビュー秘話まで話してもらいました! 【第1回/全2回】

志田音々

ーー10月末に舞台『フルーツバスケット』を終え、12月12日からは主演を務める舞台『かげきしょうじょ!! 第2章』がスタート。

「『かげき~』は昨年第1章をやらせていただきました。ほぼ初めての舞台で初主演でした」

ーー初めてで初主演!

「本当なら座長らしく、みんなを引っ張っていけたらいいと思いますが、分からないことが多すぎて、周りの方に助けられっぱなしでした」

ーー例えば、どんなことがありましたか?

「“ミザンス”という舞台用語があるんです。舞台監督さんたちが、普通に使っているんですが、最初、まったく意味が分からなかったんです。でも、聞けない雰囲気ってあるじゃないですか」

ーーありますね。

「それでその場では知ったかぶって相づちを打って、あとで共演者の方に、こそっと“ミザンスっていうのは、だいたいの立ち位置や段取りのことだよ”と教えていただいたりしました。あとは、お稽古靴を持参するのが当たり前だったようですが、私だけ知らなくて、最初は靴下でやりました。終わる頃にはだいぶ慣れてきたので、今回、第2章ができて、とても嬉しいです」

ーーそんな舞台初心者の志田さんが主演に抜擢されたきっかけは、出演していた『仮面ライダーギーツ』(2022年、テレビ朝日系)を舞台スタッフが見てのオファーだったと聞きました。

「それを聞いて嬉しかったです。(この舞台の)私の役は歌劇団の男役なので、私の身長の高さにも注目してくれていたみたいです」

ーー公式のキャラ解説には「オスカル様に憧れる身長178センチの長身を持った天真爛漫な少女」とありますね。男役、どんなことを意識して演じましたか?

「声が全然、違います。出しやすい声は高めなんですが、舞台のときは低めを意識しています。あと、歌とダンスは楽しいですね!」