撮影中、吹雪になって凍え死にそうでした(笑)

ーーただでさえ、露出の激しい格好。寒さも厳しかったのでは?

「凍え死にそうでした(笑)。ポールも冷え切っていて、手足もかじかんで……。さらに追い打ちをかけるように、撮影中、吹雪になったんです。ほんと、貴重な体験をさせてもらいました」

ーー熊田さんのプロ根性には感服します。ポールダンス然り、コツコツと努力をするタイプに思えるんですが……。

「昔からすごく凝り性でしたね。一度始めると、やめられない性格で、日記も学生の頃から今まで、ずっと書いているし、毎朝起きたら体重をチェックするという習慣も、かれこれ20年以上続けています」

ーーすごい! やっぱり日々の積み重ねが大事なんですね。そんな熊田さんが、これまでの芸能人生でターニングポイントを挙げるとすれば、何ですか。

「最初のターニングポイントは、グラビアデビューして間もない頃、『週刊プレイボーイ』のアドボード(広告モデル)に選ばれたことですね」

ーー年に一回、その年の“推し”のグラビアアイドルが選出される感じでしたね。

「その年は、井上和香ちゃん、森下千里ちゃんと私の3人がアドボードを飾ったんです」

ーー錚々たるメンバー!

「今は和香ちゃんもママになって、ちぃちゃん(森下千里)なんて議員になっちゃった。グラビアをやっているのは、私だけになりましたね」

ーー熊田さんも、三児のママですけどね。

「もう一つは、長女を産んだ後。実は私、3年ほど、グラビア活動をお休みしていたんです」

ーーやはり、子育てが大変だったからですか。

「それもありますけど、長女が生まれたとき、私は“いいお母さん”であろうと思ったんです。当時、私の中にあった“いいお母さん”像は、家でごはんを作って待っているみたいな、ふんわりとしたイメージでした。水着姿でグラビアを撮っているなんて、いいお母さんじゃないって思ったんです」