1998年上半期放送のNHK朝の連続テレビ小説『天うらら』のヒロインとしてドラマ初出演。以来、印象的な役どころを演じつづけてきた女優・須藤理彩さん。7月25日からの青山メインランドファンタジースペシャルブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』ではミュージカルに初挑戦するなど、新たな扉を開き続けている。仕事、そして家族。須藤さんが大切にしてきたものに訪れたTHE CHANGEとは

須藤理沙 撮影/三浦龍司 

 青空が映えるビル高層階に位置する応接室に現れた須藤理彩さんは、清涼感あふれる真っ白なワンピース姿。一瞬にして魅了されてしまったスタッフ一同が「ステキ……!」と、思わず感嘆を漏らすと「雨が続いていましたもんね。ジメジメを吹き飛ばしながらやっていきたいですよね」と、さらに爽やかな笑顔を見せた。
 
 7月25日のブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』に、ウェンディの母親であるダーリング夫人役で出演することについて聞くと、「ミュージカルは初めてなんです。実は、自分の声がそもそも好きではなくて」と、意外な言葉からインタビューは始まった。

ーーハスキーでとてもステキな声です。声に憧れるファンの方も多いかと思うのですが。
 
「いやあ、もっと繊細な声が出せるといいのにな、と思う機会がいっぱいあったんです。みなさん経験あるかと思いますが、小さい頃に自分の声を録音して“これが自分の声なの!?”と驚くことってあるじゃないですか。私の場合、この仕事を始めて、より一層それを目の当たりにして、”こんなに低い声だったんだ”と。だから、すごくコンプレックスだったんです。
  線の細い役や不安定な役柄を演じるとき、どうしても肝がすわっている感じになってしまうというか。ふだんいただく母親役は、安心感が出せるから、合っているのかもしれませんけどね」