いまも仲良しな弟と、それから淡い「初恋」のハナシ……
4つ下の弟とは、小さいころは取っ組み合いの兄弟ケンカをよくしていました。『仮面ライダー』の剣を買ってもらって戦いごっこをしているうちに、子どもだから本気になってきちゃうんですよね。ぼくは剣の先の部分じゃなくて、持ち手の固い部分を使って攻撃したりして。
いまとなっては、“なんてひどい兄なんだ! ”と思いますけど、子どもってそういうものじゃないですか(笑)? 性格は、ぼくが自由奔放なお母さん似で、弟が優しいお父さん似。だから中身はあまり似てないかなって思います。

初恋は、小学校1年生。結ばれることのなかった、そんな淡い初恋の終わり方はいまでも鮮明に覚えています。隣の席の子だったんですけど、お互いに、いい感じだなっていうのをなんとなく分かっている間柄だったというか。恋の終わりは突然やってきました。給食の時間、ご飯を口に含んだ状態のぼくがくしゃみをしてしまって。いまで言う蛙化現象ですね。あのときの彼女の萎(な)えた表情を思い出すと、いまでも悲しくなります(笑)。活発で足の速い女の子でした。