小学生のころから、すでに「カワイイ人」認定!
そういえば、その当時はプロフィール帳が流行(はや)っていて。名前、趣味、特技、好きなもの……いろいろなことをランキング形式で書く欄のなかに「カワイイ人」という項目もあって。その欄に、みんながぼくの名前を入れていたんですよね。
そこで初めて、「自分ってカワイイと思われてるんだ!?」と自覚したかもしれません(笑)。実際に言われることはなかったのに、プロフィール帳では僕の名前ばかり。特に“カワイイ”に対してイヤな気持ちになるわけでもなく、ただただびっくりした記憶。
ポケモンカードやバスケに夢中になって、淡い初恋を経験した小学生時代。そんな経験を経て中学校へ。
中学時代の自分を振り返ると、とにかく無敵。クラスの出し物をやるということで、各クラスで何をやるか考えて、全校生徒の前で発表する場があったんですね。でも、ぼくのクラスだけ何も考えてなくて(笑)。
発表当日に「どうする!?」ってなるじゃないですか。そこでぼくがみんなに「いいよ、俺がなんとか全部トークでつなぐよ」って。何も決まってないなか、完全にアドリブだけで全校生徒の前でしゃべったことがありました。人前に立つことに対して物怖じしなかったというか……とにかく永田少年は無敵だったんでしょうね(笑)。いまだったら絶対に怖いしイヤですもん。
そんな無敵の中学時代は、幼稚園から続けているバスケ部に所属。勉強はまったくできませんでした。どれくらいできなかったかと言うと……。その続きは、また次回に。
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永田聖一朗 撮影/有坂政晴
永田聖一朗(ながた せいいちろう)
1998年7月9日生まれ。静岡県出身。2016年にミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンの「菊丸英二」役で、デビューし、『銀河英雄伝説 Die Neue These』、『機動戦士ガンダム00』、『戦国BASARA』、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズなど、舞台で活躍。『仮面ライダーガッチャード』の鳳桜・カグヤ・クォーツでファン層が広がった。9月5日からは舞台『賭ケグルイ』へ出演中!