正直すぎるコメンテーター、ファッションアイコン、ポケットビスケッツのボーカル、そして母親。多彩な魅力を持つ千秋さんだが、アーティスト「chiaki」名義でも活動し「歌」への思いは芸能界のスタートから一貫していたという。「歌手になる」という夢を叶えた千秋さんのTHE CHANGEとはーー。

千秋 撮影/松野葉子

 取材場所に現れた千秋さんは、目の覚めるような真っ赤なドレス姿だった。胸元と手首、そして指に着けられたアクセサリーのターコイズブルーが映える。90年代に女子高生たちがこぞってマネをした当時と変わらない、ファッションアイコンとしてのオーラを放っている。

「私物です。いま自分のなかでネイティブアメリカンがブームで、ターコイズばかりつけてるの。なにがきっかけだったかなあ。忘れちゃったけど、とにかく最近はターコイズばっかりつけてる」

 と、気さくにアクセを紹介してくれる千秋さんだが、90年代なかばにヒット曲を連発したユニット『ポケットビスケッツ』のボーカリストだったことは、誰もが知るところだろう。

ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ系)の企画で誕生したポケビは、千秋、ウッチャンナンチャン内村光良キャイ~ンウド鈴木をメンバーとして『YELLOW YELLOW HAPPY』『Red Angel』『POWER』でたて続けにミリオンセラーを達成。

 1997年12月には日本武道館での単独ライブを果たし、年末の『第49回NHK紅白歌合戦』にも出場した。”アーティスト・chiaki”の魅力が、全国に知れ渡った瞬間だった。

「歌手になりたくて、オーディション番組に応募したの」と、芸能界入りのきっかけを話す千秋さんだが、現在も『ノンストップ!』(フジテレビ系)などで冴え渡るコメント力で視聴者を唸らせているように、バラエティ番組で揺るぎない地位を築いている。

 それゆえか「当時からみんな、私に歌手になる機会を与えてくれなかった」と語る。