正直すぎるコメンテーター、ファッションアイコン、ポケットビスケッツのボーカル、そして母親。多彩な魅力を持つ千秋さんだが、アーティスト「chiaki」名義でも活動し「歌」への思いは芸能界のスタートから一貫していたという。「歌手になる」という夢を叶えた千秋さんのTHE CHANGEとはーー。

千秋 撮影/松野葉子

 7月7日、アーティスト「chiaki」として楽曲『アオゾラ』を配信限定でリリースした千秋さん。

 2020年11月21日には、歌手への溢れんばかりの想いを込めてYouTubeチャンネル「千秋の歌YouTube」も開設し、ポケットビスケッツの楽曲『POWER』をはじめとするさまざまな歌を披露。ポケビの作曲・プロデュースを務めたパッパラー河合さんと、昨2022年6月3日、20年ぶりの新曲『GREEN FLASH』をリリースし、1年経っての2曲目が『アオゾラ』だった。

「今回の『アオゾラ』と『GREEN FLASH』は、ほぼ同時にでき上がってて。まずはポケビを思わせる疾走感がある『GREEN FLASH』から出そうかって、私が提案したんです」

 どちらも作詞は、ポケビ時代同様に千秋さんが担当した。

ーー今回の『アオゾラ』は、前向きな言葉を選びながら、なぜか泣きそうになってしまう歌詞です。

「みんなそう言ってくれてます」

ーーウッチャンナンチャン内村光良さんも『アオゾラ』を聴いて感想をくれたと、千秋さんのツイッターで読みました。

「そう! うれしかったです」

ーー歌詞は、どんなインスピレーションから書かれたんでしょうか。

「いつも歌詞は、過去のことを思い浮かべながら物語仕立てに書いていて、基本的には自分が経験したことなんです。具体的になにがあったかは言わないけど、今回は、どんな人にも必ず起きる、大切な人との出会いと別れを書いていて。

 この歌の主人公が、小さい頃から恐れていたことが起きたとき、それを乗り越えて無敵になったことに気がついた、という曲です」