4年ごと、まるでオリンピックのように劇団☆新感線の舞台に立っているという、俳優・向井理。今年の新作・2025年劇団☆新感線45周年興行・秋冬公演 チャンピオンまつり いのうえ歌舞伎『爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK』では、物語のキーマンとして一人二役で臨む。どんな役にもなりきれる向井のTHE CHANGEとは──。【第3回/全3回】

向井理 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/宮田靖士 スタイリスト/外山由香里

「サラリーマンから俳優になるという決断は、いま考えると大きな変化だったと思います。でも俳優を選んだのもお芝居がしたい、俳優になりたいというよりは、“この人と仕事がしてみたい”と思ったのが一番の動機でした。スカウトしてくれたその方の熱意に、すごく惹(ひ)かれて。だから、もしその人がラーメン屋さんだったら、僕はラーメン屋になっていたかもしれません(笑)」