自分史上マックス露出度のカットが撮影初日に
――実際の撮影は、いかがでしたか?
「撮影初日に自分史上マックス露出度のカットを撮ったので、最初はちょっと表情が固くなっちゃって。“これ、どこまで見せていいの……!?”って。でも、そのつど、カメラマンさんにモニターを見せてもらって、“なるほど、こんなふうに写るんだ”と分かってからは、もう、やるだけのことをやろうと」
――気合いを入れ直したんですね。
「はい! 全編通して楽しんでいただけると思います」

――デビューのきっかけはスカウトだったとか。
「はい、当時は美容専門学校生でした。美容師になりたかったわけではなく、国家資格を取ったほうがいいと思って。それと、芸能界に興味がありつつ、自分に自信がなかったので、ヘアメイクさんとか裏方で業界に関わりたいという漠然とした気持ちもありました」
――驚きです。自信がなかったなんて。
「体型にコンプレックスがあったんです。きゃしゃな韓流アイドルさんに憧れていて、自の体型がイヤで、ずっとロングスカートや、ダボッとしたワンピースを着ていました」
――じゃあ、中学時代も、おとなしめなキャラで?
「真面目で、お勉強ができる子でしたね。そういえば、中学のときは生徒会の副会長になって、選挙にも出ました。朝の時間に各クラスを回って数分間、演説して“ぜひ1票、よろしくお願いします!”ってやるんです。ムリだと思ってましたが、男子との戦いに勝ちました(笑)」
――すごい目立つ子じゃないですか! 高校時代はいかがでしたか?
「ずっと心の中に“陽キャになりたい!”という気持ちがあって、いかにも陽キャっぽいダンス部に入ってJK生活を謳歌しようと思ったんです。……が、なりきれずに終わりました」