「ピンときたのがムロツヨシさんでした」
デビューしてからこれまで、いろんな作品に出演させていただきましたが『仮面ライダーガッチャード』は特別な作品。舞台作品の多かったぼくが、映像というまた違う世界に踏み込むことができた大きなきっかけでもあり、『仮面ライダー』は昔から好きだったので、本当に幸せな経験だったと思います。映像作品には、これからも積極的に携わっていけたらうれしいですね。
今回はそんなぼくが、俳優としてさまざまな作品に携わらせていただくようになって以降のお話。
いまでも印象的なのは、たくさん受けたレッスンのなかで、講師の方から「(この仕事は)おもしろくないと生きていけない」と言われたこと。
“お芝居はまじめにやるだけなら誰でもできる、おもしろくないと生きていけない”。
“じゃあおもしろいお芝居って例えば誰なんだろう? ”って考えたときに、いちばんピンときたのがムロツヨシさんでした。
ムロさんのお芝居って、おもしろいだけじゃなく深みがある。すごく大好きな役者さんのひとりなので、出演作品はほとんど見てきました。いつかご一緒できたらうれしく思います。あともうひとつ、いつか是枝裕和監督の作品に出ることが目標です。是枝監督の作品の中でも映画『万引き家族』が好きで、何度も見ました。ああいう社会派作品にも、いつか挑戦してみたいって思っているんです。