京平先生のトリビュートコンサートで船山先生と再会できた
「デビュー40周年の時かなと思います。(その前年に)筒美京平先生がお亡くなりになり、トリビュートコンサートで船山基紀先生と再会できたことが、歌手活動を本格的に再開するきっかけになりました。筒美京平先生が残してくれた曲を、そのコンサートで歌うことができ、デビュー40周年という区切りの年に新たな音楽活動を始めることができたのは大きかったと思います。
私の曲に恋愛三部作(「信じかたを教えて」、「サヨナラは私のために」、「思い出をきれいにしないで」という1986年から1987年リリースの楽曲)があるんですけど、これらの曲を、当時編曲してくださっておたのが船山先生でした。その船山先生に、筒美先生のトリビュートのときに再会して、私の歌手活動がまた始まったなという感じがしています。それ以降の単独コンサートは、毎年、船山先生がプロデュースしてくださっているんです。京平先生が、再び繋いでくださったご縁に、本当に感謝しています」

筒美京平さんの曲にはミリオンヒットとなった昭和の名曲も多いが、大ヒットとはいえないが、多くの人に愛される名曲も多い。“西田佐知子さんが歌った『くれないホテル』(1969年リリース)とか、いいですよね”と水を向けると、思いを込めて答えてくださった。
「ホントに素敵ですよね。実は、私がこの曲を知ったのは最近のことなんです。京平先生のトリビュートコンサートが終わった時に、会場で『くれないホテル』が流れてきたんですが、それを聴いたらもう涙があふれてしまって…今思い出してもグッとくるぐらい。そういう曲と出合って、歌の世界に引き戻されたというのもあります」
音楽活動を再開してみよう、というときに、もう一つ大きな存在となったのが夫であるヒロミさん。その背中をそっと押してくれたという。
(つづく)
松本伊代(まつもと・いよ)
1965年6月21日生まれ、東京都出身。B型。1981年10月にシングル「センチメンタル・ジャーニー」で歌手デビュー。 日本レコード大賞新人賞をはじめ、多くの音楽新人賞を受賞。“花の82年組”として、80年代のアイドルブームの一翼を担う。以降、歌手活動のほかにバラエティなどで活躍。2021年10月21日にデビュー40周年を迎え、同年12月22日に、40周年を記念して新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」を含む、 アルバム「トレジャーヴォイス」をリリース。 夫はタレントのヒロミ。
【松本伊代 Live2025″Journey”and Sweet Sixty】
2025年10⽉4⽇(⼟)
open 17:00 / start 18:00
2025年10⽉5⽇(日)
open 15:30 / start 16:30
@大手町三井ホール
東京都千代⽥区⼤⼿町1丁⽬2 1 Otemachi One 3F
【販売】
電⼦チケット/紙チケット(併⽤)
指定席 ¥9,900(税込)
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