「40代は激動です」母親になってからの心境の変化

――まさに芸能が天職なんですね! 今後、挑戦してみたい仕事はありますか?

「母親役ですね! これまでも演じたことはありますが、母親になってからはまだ演じていないので、今、母親役のオファーがあると嬉しいです」

――最後になりますが、プライベートでは47歳。俗にいうアラフィフを迎えますが、何か心境の変化はありますか?

「20代から30代にかけては仕事第一で自分のことだけをやっていればよかった。その年相応の悩みは、それなりにありましたけど、子供ができると、自分の想定外のことが起こったりして、自分のしたいことだけを――。というわけにはいかなくなりましたね」

――子育ては未知の世界だったんですね。

「最初はアレもコレもって自分のスケジュールだけじゃなくて、子供たちのスケジュールも考えてっていうのが、もうパニックで。
 今も、まだ大変ではあるんですけど、ちょっとずつ慣れてきて、以前よりはうまく、要領よく、時短で、なんでもできるようになってきたと思います。そういう意味では、40代は激動ですね」

――少し先の話ですが、どんな50代になりたいですか?

「う~ん(笑)。健康でいて楽しくいたいかな。大変、大変って頭がいっぱいになっちゃうより、やっぱり楽しいがベースにあって、大変っていうほうが良いのかなって。コレを乗り越えたら楽になると思っていると、一生、大変なままで終わっちゃいそうだから(笑)。
 大変なことに楽しみを見つけられるようになりたいです。ツラいことも含めた楽しさが当たり前になるようにしたいなって思いますね」

菊川怜(きくかわ・れい)
1978年2月28日、埼玉県生まれ。1998年、東京大学工学部在学中にスカウトされ、異色の現役東大生モデルとして注目される。卒業後は女優に転身し活躍。2012年7月より、『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)の女性キャスターを担当。2024年、ドラマ『買われた男』(テレビ大阪)で8年ぶりにドラマ出演した。