いま、注目を集めている女優のひとりである恒松祐里。ドラマ『瑠璃の島』(日本テレビ系/2005年)でデビューした彼女は、24歳にしてすでに芸歴18年というキャリアを持つ。
King & Princeのメンバーとして活躍した岸優太が初主演し、竜星涼、矢本悠馬、森本慎太郎(SixTONES)、りんたろー。(EXIT)、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭ら豪華俳優陣が共演する映画『Gメン』では堂々たるヒロインを演じている恒松さん。
彼女にとっての「THE CHANGE」とはーー。
【第1回/全2回】
ーーまもなく公開される映画『Gメン』では、レディースのヘッド役に挑戦しています。
「男子校の最底辺クラス(G組)にいる超問題児たちの青春を描いた学園ものです。原作コミックも読みましたが、ギャグ要素がたくさん盛り込まれていて、すごく面白いです」
ーーまさに〝令和版ビー・バップ・ハイスクール〟といった感じですよね。
「登場する生徒たちが、とても個性的で(笑)。濃いキャラクターたちがぶつかり合うので、台本を読んだとき、すごいお芝居合戦の現場になりそうだなって、ワクワクしました」
ーー演じたレディースのヘッド・上城レイナは、どんな役柄でしたか。
「一見、強そうに見えるけど、実は繊細なところがある子なんです。レイナにはお姉ちゃんがいて、そのお姉ちゃんを守るために自分がレディースになって強くなろうって……。他人を守りたいって気持ちから、レディースに入ったんじゃないかなって、私の中では解釈しながら演じました」
ーー恋にはすごく奥手で真面目な一面もありますよね。
「そうなんです(笑)。だから、レディースの仲間からの極端な恋愛のアドバイスを真に受けて、その通りにやっちゃう。純粋でまっすぐで、すごく不器用なところが、とても愛おしいなって思いましたね」
ーー演じるうえで、心がけたことはありますか。
「私に限らずですけど、瑠東東一郎監督から、“できる限り、お芝居で作った仲間ではなくて、本当の仲間になってほしい”と言われていたので、カメラが回っていないところでも、仲間の絆みたいなものを意識していました」