高校(堀越学園)のクラスメイトで、1980年代に芸能界入りした西村知美さんと酒井法子さん。大ヒットドラマ『星の金貨』(日本テレビ系)では親友役で共演し、プライベートでも“心友”と呼び合う親交を続けています。今回は、変わらぬ笑顔でファンを魅了し続けるおふたりの同級生アイドル対談が実現! デビュー当時から名作ドラマ、2人の交流、最近の活動まで、貴重なエピソードをお届けします!【第1回/全4回】
フェリーに乗って北海道へ「同じモモコクラブの杉浦幸さんや島田奈美さんはいらっしゃったと思う」
――同級生のおふたりは雑誌『Momoco』から生まれたモモコクラブでも活動されていました。出会いはいつだったか覚えていますか?
酒井法子(以下、酒井)「最初はモモコクラブのイベントだったと思います。読者の方たちと一緒にフェリーに乗って北海道まで行ったこともあるんですけど、知ちゃんは覚えてる?」
西村知美(以下、西村)「船のイベント? それはまったく記憶にない」
酒井「知ちゃんはすぐスターになったから、忙しくて参加していなかったのかな。同じモモコクラブの杉浦幸さんや島田奈美さんはいらっしゃったと思うのですが」
西村 「そんな企画があったんだ。楽しそう!」
酒井 「でもね、フェリーがすごく揺れて大変だったの。私たちは前方の船室だったんだけど、船の前後は揺れが大きいから船酔いしちゃって」
――多くのアイドルを輩出したモモコクラブの中で、おふたりは特に注目される存在でした。
西村「法ちゃんは歌手デビューする前から大活躍で、ドラマやCMにも出演していたよね」
酒井「ありがたいことに上京してすぐに渡辺徹さん主演の『春風一番!』(86年/日本テレビ系)という連続ドラマに出演させていただいて。アイドルを夢みる、ちゃんこ鍋屋さんの娘役でした」
――一方、西村さんは映画『ドン松五郎の生活』(86年)に出演。その主題歌『夢色のメッセージ』で歌手デビューされました。
酒井「最初のセリフは覚えてる?」
西村 「(出身地の)山口弁でしゃべっちゃって、NGを出したことしか覚えてない。相手がワンちゃんの映画だったから、アドリブで“ダメでしょうがね”って言ったら、“カット!”って(笑)。法ちゃんは覚えてる?」
酒井 「私は“トイレ、トイレ!”(笑)。そう言いながら家に駆け込むシーンだったから、インパクトがあって」