古川琴音は、俳優5年目とはとても思えないキャリアを重ねている。23年のNHK大河ドラマどうする家康』での千代、20年のNHK朝ドラ『エール』の娘役を筆頭に、印象的な役を演じてきた。大学在学中、就職活動を考えるタイミングで現在の事務所のオーディションを受け、合格。俳優としての道を歩みはじめた古川さんの「THE CHANGE」を聞いた。【第2回/全4回】

古川琴音 撮影/三浦龍司

 いま、注目の俳優の古川琴音さん。忙しい日々を送っている古川さんの「THE CHANGE」はなにか、とたずねると「今、パッと浮かんだのは散歩ですね」と、口火を切った。

「日々、気分転換とか落ち込んだ気持ちを戻したり、逆に考えを深めるために歩いたり。何かのきっかけになるのが、毎回散歩のような気がしています」

-古川さんにとって、「変わる、チェンジ」とはどういったイメージですか?

「やっぱり新しい感じがします。“生まれ変わる”とか、“心機一転”とか。変わる、ってことは新しくなるっていうイメージがありますね」