多感な時期に一番刺さったのは…「男闘呼組がデビューした年に、ライブを見に行ったんですが、衝撃的でしたね」

 ライブで成田さんは、しばしば華麗なギターソロを披露し、パワフルなロックバンドらしさをリスナーに強く印象づけている。

「ロックオンでの僕は、ギターの比重がけっこう大きいんですが、あえて、そうしていくべきだとも思っているんです。
 実は、男闘呼組が活動休止になってから、アコースティックギターに目覚めて、エレキギターから離れていた時期があるんです。だから、いま一度エレキギターでの挑戦をしているような気持ちだし、アコギで培ったものも今後のサウンドに生かしたいですね」

※Rockon Social Clubの公式インスタグラム@rockonsocialclubより

 2025年、この夏、成田さんは57歳になったが、少年のころに胸をときめかせたロックバンドのギターヒーローへの情熱をいまも持ち続け、その火を心の中に燃やし続けているようだ。

「先ほど話した野村義男さんもそうですが、多感な時期に一番刺さったのは、米ロックバンドのガンズ・アンド・ローゼズ(以下、ガンズ)のギタリスト、スラッシュです。男闘呼組がデビューした1988年に、中野サンプラザで行われたライブを見に行ったんですが、衝撃的でしたね。あのときのガンズを生で見れたのはすごく良かったです。
  先日、久しぶりに日本武道館でライブを見たんですが、やっぱりかっこよかったですね。自分もロックキッズにあこがれられるような存在になりたいし、せっかくロックバンドをやっているからには、そこを目指したいですよね」