ダンスパフォーマンスはキレッキレだけど…「ダンスとアクションは別物です!」
加藤さんはダンス・パフォーマーとしても名を馳せている。それなら、アクションもお手のものじゃないですか……と聞いてみると、「ダンスとアクションは別物です!」と目を見開いて力強く反論する。
「それ、メッチャ言われるんですよ! ダンスと一緒じゃんって。でも別物です! どこが一緒なんだろうって思いながら、いつもやっていました。僕、小デブなんですけど、動きは俊敏だったので、三池監督からも“意外と走れるね、動けるね”って言われたこともありましたね(笑)」
昭和版では、大凧に乗った白影登場の場面で、実際に俳優が乗った大凧をクレーンで吊って撮影していたという。今回は──。
「吊り上げました。しかも三池監督が“もうちょっと高く、もうちょっと高く”と言うので、どんどん高くなっていったんです。監督って、ドSなので(笑)。もう全然、大丈夫じゃなかったですよ。2本のワイヤーで宙ぶらりんになって、フワッとする感じはメッチャ怖かったです。しかも、その状況で芝居をしなきゃいけなかったので、“えっ、待って、どうしよう!?”って、ちょっとパニックになったこともありましたね」
『赤影』での撮影エピソードを熱く語ってくれた加藤さん。実は、俳優を目指すきっかけは、小学生の頃に始めたダンスだったという。
(つづく)
加藤諒(かとう・りょう)
1990年2月13日生まれ、静岡県生まれ。O型。身長160cm。10歳のときにバラエティ番組『あっぱれさんま大先生』(フジテレビ系)で子役デビュー。以降、主な出演作に、『デトロイト・メタル・シティ』、『金メダル男』、『本能寺ホテル』、『翔んで埼玉』、『おそ松さん』、『ネメシス 黄金螺旋の謎』、『はたらく細胞』などの映画や、『学校のカイダン』、『怪盗 山猫』(ともに日本テレビ系)、『主に、泣いてます』『ルパンの娘』、『ナンバMG5』『嘘解きレトリック』(すべてフジテレビ系)などのドラマがある。舞台化と映画化されたギャグ漫画『パタリロ!』では主人公・パタリロを演じ、その再現度の高さが絶賛された。ミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』にも出演を果たした。近作にはNetflix『今際の国のアリス3』、映画『事故物件ゾク 恐い間取り』がある。
【作品情報】
『仮面の忍者 赤影』
毎週日曜日 深夜0:10~0:40 テレビ朝日系にて放映中(*一部地域を除く)
出演:佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS) 木村慧人(FANTASTICS) 加藤諒 山本千尋 勝矢 小野塚勇人 元木聖也 本山力 細田龍之介 柄本時生 忍成修吾/TAKAHIRO(EXILE)
原作:横山光輝
脚本:渡辺雄介
総監督・監督:三池崇史
Ⓒテレビ朝日
公式サイト: https://www.tv-asahi.co.jp/akakage/