「あの人たちには“私が仕事で疲れているから、すごく眠たい”なんてこと、1ミクロンも関係ない(笑)」

 きっと、どんな相手でも、そのフレンドリーさで、親密な空気を自然と生み出してくれるのだろう。楽しげに話すAIさんといると、「AIさんと会って、惹(ひ)きつけられない人なんているだろうか」とすら感じたほどだ。

「いま、子どもが2人いるんですが、あの人たちには“私が仕事で疲れているから、すごく眠たい”なんてこと、1ミクロンも関係ないんです(笑)。
 アーティストとしてデビューして25年、それ以前からも音楽活動を続けていましたが、“今日はこんなスケジュールで行こう”とか、それなりに目標とか予定を頭に浮かべながら過ごしてきたわけです。あとは、身近な誰かのために“こんなことをしたら喜んでもらえるかな”と思って、心の中で計画を練ったりもしますよね? そうした、こっちの思いなんて、あの人たちには“そんなの関係ねー!”なんです(笑)。
 たとえば、喜ぶだろうなと思ってテーマパークに連れて行ったとします。すると、途中で“疲れた~”って文句を言いはじめる。荷物がたくさんあるのに、雨が降ってきたりしたらサイアクですよ。子どもって雨に濡れるのも全然気にしない。けど、濡れたままだと風邪をひいちゃうから、子どもに傘を差し出していると、結果的に自分はずぶ濡れになっちゃうとかね。子どもと行動していて、予定通りに運ぶ1日なんてありえないんです」