母としての深い愛情とアーティストとしての責任感「私の仕事柄、どうしても一緒にいるのが難しいときも。だから…」

 AIさんとお子さんたちとのエピソードはまだまだある。こうしたほほ笑ましい逸話から透けて見えるのは、やはり母としての深い愛情と、アーティストとしての責任感だ。

「子どもたちにできるだけ自由に、好きなようにしてもらいたい気持ちはすごくあります。けど、やっぱり子どもは自分ですべての責任を負えないから、親の保護が必要なんですよね。
 たとえば、うっかり風邪をひいて学校を休むことになったとします。でも、私の仕事柄、どうしても一緒にいるのが難しいときもありますから、そうすると、子どもを見てくれる、信頼できる誰かを探さなきゃいけなくなるし、何より自分で見てあげられないから心配で仕方がないんです。
 だから、特に体調管理とか健康に関しては、“いまは大丈夫でも、3日後に具合が悪くなったことがあったよね”って、うるさいおばちゃんみたいでイヤだけど、子どもにもわかるように何度も言い聞かせています」