いつもは主人公を応援も…今作では「スカーレットと一緒に戦っている気分で観ていた」
さらに、「主人公に対して、ほかの作品とは違った見方をしていた」ということに気づいたという。
「いつもは主人公を応援するような気持ちで観ることが多いのですが、スカーレットのことは応援するのではなく、彼女と一緒に戦っている気分で観ていたんです。 すごく距離がある世界観のはずなのに、“この世界の話は、自分にも関係がある”と思わずにはいられなかった。ものすごく近い距離で、この物語を感じられたんです」
舞台は中世のヨーロッパで、さらに物語の大半は「死後の世界」という私たちが生きる現代社会とはなじみのない場所で展開されるにもかかわらず、“自分事”として考えさせられる仕掛けやパワーが、今作にはあるという。
「誰もが観ても楽しめる冒険映画になっていて、その冒険を一緒に駆け抜けていただいた先には、皆さまそれぞれに、胸に刺さるメッセージがあると思います。臨場感あふれる映像や音楽と一緒に、ぜひ劇場で楽しんでいただけたら、うれしいです」
そんな染谷さんに最近、ある変化が訪れているという。どういうことか？
つづく
そめたに・しょうた
１９９２年９月３日、東京都生まれ。９歳のときに『ＳＴＡＣＹ』で映画デビューし、数々の作品に出演。２０１１年には映画『ヒミズ』で第６８回ヴェネツィア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞（新人俳優賞）を受賞。今年の出演作に大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』（ＮＨＫ）、『シナントロープ』（テレビ東京系）、『イクサガミ』（Ｎｅｔｆｌｉｘ）、映画『ＢＡＵＳ 映画から船出した映画館』、『風のマジム』、『ベートーヴェン捏造』、『爆弾』、待機作に『新解釈・幕末伝』（１２月１９日）が控える。
▪︎作品情報
『果てしなきスカーレット』
2025年11月21日（金）より全国公開中
スタッフ
監督・原作・脚本：細田守
キャスト
芦田愛菜
岡田将生
山路和弘 柄本時生 青木崇高 染谷将太 白山乃愛 ／ 白石加代子
吉田鋼太郎 ／ 斉藤由貴 ／ 松重豊
市村正親
役所広司
公式サイト
https://scarlet-movie.jp/
ⓒ2025 スタジオ地図
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