この15年で健康管理に気を配るように「“1日でも、1分でも長く歌い続ける人生を歩みたい”と思うように」
デビュー当初はどこか危うさを漂わせており、そこがアーティストらしさの一部でもあった高橋さん。だが、近年はそうした危うさではない穏やかさの中に、キャリアを重ねたミュージシャンの風格を備えているように感じる。彼に、どんな“THE CHANGE”があり、今こうして落ち着いているのか気になるところだ。
「確かに、デビュー当時はどこか危なっかしい感じでしたよね(笑)。高校生のころとかデビュー当初なんか、“歌って野垂れ死んでも構わない”とか“浴びるように酒を飲んで声がつぶれたっていい”みたいな短絡的な考え方でした。でも、僕がそれをやるのはなんか違うなと思うようになったんです。
破天荒に生きてミュージシャンとして短命に終わるより、“1日でも、1分でも長く歌い続ける人生を歩みたい”と思うように変わったことで、健康管理にすごく気を配るようになったんです。食事もガラリと変えたことで、体調の良い変化を実感しています。“健康に歌っていくこと”は、この15年で僕が培った大事な考え方です」
この気づきは、まぎれもなく大きな“THE CHANGE”だ。しかし、彼にとって人生最大の“THE CHANGE”は別にあるという。