自堕落な暮らしが好き「だけど、どんな自分が好きかと言えばライブをしているときや、いい曲を書けたときの自分」

「本来の僕は、コーヒー牛乳が大好きで、しっとりしたチーズ蒸しパンにも目がありません。そうめんだけで2週間暮らしたこともあるくらい、すごく偏った食事をしていましたし、今もこうした食べ物が大好き。ジャンクフードもたまらなく美味しく感じます。そのうえ、ほっといたら夜型でダラダラして過ごしちゃう。
 そうした自堕落な暮らしが好きなんですが、何をするのが好きかということと、何をしてる自分が好きかを考えると、答えって違ってくるんですよね。僕は、何もせず好きなものを食べてゴロゴロとしながら映画を見るのが好きなダメ人間。
 だけど、どんな自分が好きかと言えばライブをしているときや、いい曲を書けたときの自分なんですよね。自分のことをもっと好きでいたいし、そのためには歌い続ける身体がないと困る。だから、欲望に身を委ねてダラダラしてばかりはいられないんです」

 こうして常に自分を律するのは、彼が快適さを恐れているためでもあるという。誰もが心地よい環境を求めるものだろうが、なぜ、それを拒むのか。