人前で披露したくなるのが人情「なかば無理やりに押し切って、お店も僕が手配しました(笑)」

 岡本さんが楽屋で共演者の求めに応えて歌を弾き語る……、そんな親密で温かな光景が目に浮かぶようだ。

「段田さんはそのとき、すでにいくつかのコードを知っていたから、すぐ上達すると思いました。だったら、“弾いてみたい曲を選んで、それが弾き語りできるようにしましょう”と提案したんです。
 一緒に弾き語りをやり始めると、それが楽しくて。“今度は井上陽水をやってみましょう”とか、“狩人の『あずさ2号』に挑戦してみよう”みたいに、公演が終わっても段田さんのお宅におじゃまして弾き語りの練習をしてました(笑)。結局、10曲くらいレパートリーが増えたんじゃないかな。
 そうなると、人前で披露したくなるのが人情じゃないですか。俺が“やりましょう”と言ったら、段田さんははじめ“無理だよ”って。でも、そんなのもったいないから、“できないじゃなくて、やるんです!”と、なかば無理やりに押し切って、お店も僕が手配しました(笑)」