「そのときの私は目をキラキラさせていたと思います(笑)」三島作品ならではの魅力とは
──余計なことが削ぎ落とされて、シンプルになった?
「カッコいい言い方をすれば(笑)」
フリーランスになってから、仕事を受けるかどうかも自身で判断するようになったといい、2026年1月8日に幕を開ける新作舞台『サド侯爵夫人』も、そのひとつ。三島由紀夫の戯曲を、宮本亞門が演出する。
「10代の後半から三島由紀夫作品を愛読してきましたし、18年に舞台『豊饒の海』、20年には映画『三島由紀夫vs東大全共闘』などに出演させていただいたこともあり、三島作品と聞いただけでヨダレが出そうになったのですが、さらに女性6人の芝居を、男性だけでやると聞いて、“お受けします”と即答でした。おそらく、そのときの私は目をキラキラさせていたと思います(笑)」