成宮寛貴主演の舞台『サド侯爵夫人』では、サン・フォン伯爵夫人を演じる
──三島作品のどんなところに惹きつけられるのだろうか?
「やはり、三島由紀夫さんならではの、セリフの表現や言い回しの美しさですね。ある意味、難解ではあるのですが、役者がちゃんと実感を持ってしゃべったときに、お客さまの心の中に情景が届くであろうところが、最大の魅力です」
『サド侯爵夫人』で東出が演じるのは、性に奔放なサン・フォン伯爵夫人。
「なにしろ女性ですので、宮本亞門さん演出のもと、身のこなしからつくっていかなくてはなりませんが、少なくとも“がさつな山男”ではなくなると思います(笑)」
貞淑な妻・ルネ/サド侯爵夫人を、初共演となる成宮寛貴が演じる。
「成宮さんは、私が役者をはじめる前からファッション誌の表紙を飾っていらっしゃっていて、我々の世代からするとスターです。お会いしてみるとやっぱり非常に美しい方で、成宮さんが演じるルネは、私も楽しみですね」
東出昌大(ひがしで・まさひろ)
1988年2月1日生まれ、埼玉県出身。2012年に映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビューし、『クローズEXPLODE』(2014)で映画初主演。『聖の青春』(16年)では第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞をはじめとする数々の賞を受賞。主な出演作は『コンフィデンスマンJP』シリーズ、映画『OVER DRIVE』(2018)、『福田村事件』『コーポ・ア・コーポ』(2023)、舞台『豊饒の海』(2018)、『人類史』(2020)、『ハイ・ライフ』(2023)など多数。
スタイリスト:檜垣健太郎
衣装:ジャケット143,000円・シャツ75,900円・パンツ96,800円(すべて税込価格)
ブランド名:ワイズフォーメン
問い合わせ先:ワイズ プレスルーム/TEL 03-5463-1540
■作品情報
『サド侯爵夫人』
作:三島由紀夫
演出:宮本亞門
出演:成宮寛貴、東出昌大、三浦涼介、大鶴佐助、首藤康之、加藤雅也
東京:2026年1月8日(木)〜2月1日(日) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
大阪:2026年2月5日(木)〜8日(日) 森ノ宮ピロティホール
愛知:2026年2月13日(金)・14日(土) とよはし芸術劇場
福岡:2026年2月17日(火)・18日(水) 福岡市民ホール中ホール
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