約2年ぶりに「双葉社 THE CHANGE」への登場となる東出昌大。その間、山で暮らしながら映像作品や舞台に、精力的に活動してきた。年明けには新作舞台『サド侯爵夫人』の公演を控える、彼の2年間について聞いてみた。【第4回/全5回】

東出昌大 撮影/有坂政晴 スタイリスト/檜垣健太郎

 ちょうど2年前、東出昌大はTHE CHANGEのインタビューで「生きている間の全部って、死ぬまでの暇つぶしを、どう豊かにしようかと思っていることなのかなって最近考える」と語っていた。

「その考えは変わらない……というか、ますますそう感じるようになったかもしれません。私も含め、みんな効率化をはかって余暇を生み出そうとしているけど、じゃあ、その余暇で何をやるかというと、SNSやったり、テレビを見たりで、結局は暇つぶしなんですよ」