最も参考になったのは64年公開の谷崎潤一郎原作の映画
――最も参考になった映画は何でした?
「64年に公開された『卍』でした」
――それこそ、好きな作家・谷崎潤一郎が原作の映画ですね。
「劇中では関西弁だったんですけど、主演の若尾文子さんのしゃべり方や声の出し方を参考にしました。あとは吉行さんの『砂の上の植物群』(60年)が原作の映画があって、今回の荒井晴彦監督から事前に見ておくように言われたので、それも参考にしました」
(つづく)
咲耶(さくや)
2000年、東京都生まれ。広田レオナ監督の映画『お江戸のキャンディー2 ロワゾー・ドゥ・パラディ(天国の鳥)篇』(17年)で俳優デビュー。主な出演作に、ドラマ『君が死ぬまであと100日』(日本テレビ系)、『笑うマトリョーシカ』(TBS系)、映画『「桐島です」』など。26年2月に出演作『金子文子 何が私をこうさせたか』が公開予定。26年1月31日放送のドラマ『旅人検視官 道場修作 長野県車山高原殺人事件』(BS日テレ)の出演も控える。
●作品情報
「星と月は天の穴」
監督:荒井晴彦
原作:吉行淳之介
脚本:荒井晴彦
出演:綾野剛、咲耶、田中麗奈
公開中
公式サイト: https://happinet-phantom.com/hoshitsuki_film/