「各々にそれぞれの人生があるわけです」男闘呼組リーダーたる所以が、うかがえる前田耕陽の言葉
それぞれがソロで活動しつつ、デビューに向けて試行錯誤を続けた。同時に、岡本健一さんや高橋和也さんも、俳優業で実績を積み上げていった。二足のわらじを履くメンバーが多く、ゆえに時間はかかったが、だからこそ男闘呼組は確固たる個性を確立できたのかもしれない。
「みんなそれぞれソロの活動が順調で忙しかったりもしたから、4人でスタジオに入ったりすると衝突することもありました。でも、バンドって、そういうもんじゃないですか。
一方で、ほかのメンバーのソロ仕事に対して、ああだこうだ言う人はいませんでしたね。“やりたいならやればいい”というスタンス。成田(昭次)と(高橋)和也がロスに行ったっきり、しばらく帰って来なくなっちゃったときも、残った2人で“じゃあ、俺たちどうする。ドラマやったり舞台やったりしようか”みたいな感じで(笑)。
やっぱり同じグループをやってるけど、各々にそれぞれの人生があるわけです。それに対して“おまえ、そんなのやってる場合じゃねえよ”っていうのは、なかなか僕は言えなかったです。だから、自分も好きなことができたんですよね」
それぞれを尊重し合える関係性が、早くも形成されていた男闘呼組。互いを許容し合える空気をリーダーである前田さんが無意識につくり出していたのではないだろうか。
次回は、突然ふりかかった“活動休止”というTHE CHANGEに、前田さんが何を思ったのか、じっくりうかがう予定だ。
つづく
前田耕陽(まえだ・こうよう)
1968年8月16日生まれ、東京都出身。「男闘呼組」のメンバーとして1988年にシングル『DAYBREAK』でデビューし、グループのリーダーとして活躍。グループ活動休止後は俳優・タレントとして映像作品や舞台に多数出演し、脚本家としても活動するなど、音楽活動と並行して幅広い表現活動をおこなっている。俳優としては初主演映画『いとしのエリー』(1987)を皮切りに、テレビドラマや舞台作品でも存在感を示すほか、バラエティ番組などにも出演している。近年は、ロックバンドRockon Social Clubのキーボード担当として、精力的に音楽活動に打ち込んでいる。
■アルバム情報
Rockon Social Club NEW ALBUM「THE SHOW MAN」
2025年11月5日 発売
01. プンスカピン!/堺正章&Rockon Social Club
02. Tangerine Kiss/NOKKO&Rockon Social Club
03. Still Rockin' /野村義男&Rockon Social Club
04. バーボンロック/大友康平&Rockon Social Club
05. 亀の恩返し/亀梨和也&Rockon Social Club
06. B・A・N/段田安則&Rockon Social Club
07. 愛死天流/氣志團&Rockon Social Club
08. 死ぬほどジュ・テーム/デーモン閣下&Rockon Social Club
09. 傷だらけの王者(RSC ver.)/MISIA&Rockon Social Club
10. The Show Man/堺正章&Rockon Social Club
公式サイト:https://rockonsocialclub.net/the-show-man/
■レギュラーラジオ番組
「KURE 5-56 Presents Go! Go! Rockon!」
毎週日曜22:30〜22:55 放送局:TOKYO FM、FM大阪、FM長崎
日曜夜の大人の遊び場をテーマにRockon Social Clubがいま、夢中になっていることを気ままにトーク。