「顔が動かなくなるのではないかという不安がありました」特殊な環境下での演技に感じていた不安。信頼するスタッフの手で乗り越えることができた
「毎回4時間ほどかけてメイクをしてもらったんですけれど、大変というより、楽しかったですね。でも、実を言うと撮影前は、特殊メイクをほどこすと顔が動かなくなるのではないかという不安がありました」
自身の顔に人工皮膚を貼り付けるため、表情による繊細な表現が難しいのではないかという、懸念である。
「ところが梅沢さんの手にかかると、普通に動くんです。おそらく表情筋のポイントをおさえて人工の皮膚を貼り付けてくださっているからだと思うんですけれど、まったく負荷がないんです。
ぼくはこれまで何度か老人や、身体の一部分が動かない、または動きにくい役をやっていますけれど、そのときは動かせない部分にテープを貼ったりして“ここだぞ”と、自分に念を押していました。しかし、今回はその必要がない絶妙な負荷がかかっていて、演じるうえで非常に助けられました」