ビビる大木も驚きのオファー「俺にこんないい話が来るんだ!」
「最初に話を聞いたときは、“俺にこんないい話が来るんだ!”と驚きました。何度も観たことはあって、客席で普通にケラケラ笑っていたんです。熱海五郎一座に出ている先輩たちを見て、"歳を重ねてからこういう舞台を毎年やれるなんて、本当に羨ましいな”と思っていたところに、まさか自分なんかを呼んでいただけるなんて。夢のようでした」
熱海五郎一座の魅力のひとつを「たくさん笑ったのに、よく覚えていないところ」と教えてくれるが、それこそが「理想のお笑いのひとつ」だという。
「普段から三宅さんがおっしゃっていることなんです。僕自身も、熱海五郎一座を見観に行ったことを思い出してみるんですが “この場面のここが〜〜”みたいなことは出てこない、ただ“すっげーおもしろかった!”という満足感が大きいんです。これまでそんな時間を過ごさせてもらってきましたが、今度はその時間を提供する側に回れるというのは幸せなことですよね」
ーー先輩たちがやっている、というところにも魅力がありそうです。
「僕が初めて観たのは20年くらい前なんですが、若者には務まらない"味の濃さ”を感じたんです。この舞台に30歳くらいの若造が出ていって大爆笑を取るなんて難しいだろうな、と考えながら観ていて。そこから時がたち、僕はいつしか51歳になって。ひょっとしたらね、ようやく自分の中の“味”が出てきているんじゃないかな、という気持ちもあるなかでのお声がけだったので、タイミングもすごいなと思いました」