『笑う犬』……振り返る平成初期のテレビ番組「いい時代を見せてもらった」
ーー30歳、いまでは考えられないほど若いですよね。
「いまはみんな40代でもチャンスがあるんでね。40すぎて売れることが結構あるから、みんな辞めないんです。だから後輩が高齢化していって大変ですよ。当時は“30すぎた後輩にはおごらない”と言っていたけど、いまは40も当たり前のように“若手”だから、年齢制限を引き上げたんです」
ーー引き上げた?
「“40すぎた後輩にはおごらない”にしたんです。『40すぎたらそのときに自分で判断してごはんを食べて』って言っちゃったの。たとえば、40すぎてペットボトルのお茶もおごってもらおうとかは考え直さなきゃダメじゃないですか」
ーーなるほど(笑)。
「柔軟に引き上げましたけど、普通の会社で考えたら、40歳でお茶買えないんですよってやばいじゃないですか。ただ、そういう世界なんです、難しいですよね」
大木さん自身は“世代”として活躍する先輩や後輩を「ブームがあるのは羨ましいと思っていた」という。
「先輩たちがボキャ天ブームで、後輩は『爆笑オンエアバトル』(NHK・1999年〜2010年)とか『エンタの神様』(日本テレビ系・2003年〜2010年)。そういうの『俺の時代はなにもなかったな』と思って見ていました。ただ、僕自身は運よくコンビ結成2,3年目からレギュラー番組があったんです。本当に運がいいんですよ。そうやってテレビやラジオの中で育ててもらい、生きてきました」
"◯◯世代”ではなくとも、ウッチャンナンチャンやネプチューンと共演した『笑う犬』(フジテレビ系)は、いまなお根強いファンが存在するバラエティ番組史で語り継がれるコント番組だ。
「テレビ局内で『景気が悪くなってきた』と言われていた時代でしたが、今思うととんでもない。コントのセットはすごく豪華でしたし、山の崖のセットとかコントで作って1回しか使わないとか、そんなのしょっちゅうだったので。いまはコント番組もないですもんね。それを経験できたのはひとつの財産として、いい時代を見せてもらったなあと実感しますね」
さまざまなバラエティ番組の隆盛を、そのつど間近で見てきた大木さんだからこそ、いまなおテレビの第一線で活躍し続けているのではないだろうか。
作品情報
『熱海五郎一座・新橋演舞場シリーズ第12 弾 東京喜劇 仁義なきストライク 〜弾かれた栄光と約束のテンフレーム〜』
【作】 吉高寿男
【出演・構成・演出】 三宅裕司
【出演】渡辺正行 小倉久寛 春風亭昇太 東貴博(交互出演) 深沢邦之(交互出演)
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
【助っ人】 ビビる大木
【ゲスト】 沢口靖子、野呂佳代
【会場】 新橋演舞場
【日程】 2026 年5 月31 日(日)〜6 月24 日(水)全32 公演
【チケット一般発売】 3月29日(日)10:00より電話予約・Web 販売開始
【公式サイト】https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202606_atamigoro/