ビビる大木流・スベった時の切り替え術「昨日スベったんだから今日はここで喋れ!」

ーーそんなプレッシャーがあるとは思えない、大木さんの明るい存在感に、救われている視聴者は多いかと思います。

「いや、それしか生きていく術がなかったんです。たとえスベっても切り替えていくしかない。昨日スベった自分を連れて、また現場に行くしかないんです。スベった経験もなにかネタになるかな、経験値になるかなと思いながら、スベった自分を現場へ連れていく。『昨日スベったんだから今日はここで喋れ!』と自分に言い聞かせてね」

ーーとおっしゃっていますが、実力があり結果を残しているから出演が途切れないのだと思います。

「そういっていただけるのはありがたいです。やはり、番組に呼んでいただいたからには当然ベストを尽くしたいと思っていますし、何事も“◯◯しすぎない”ように気をつけてはいますね。やりすぎない。考えすぎない。しすぎると、人間って結構難しくなっちゃうじゃないですか」

ーーそういったことを意識するきっかけがあったんでしょうか。

「特にこれ、というのはなかったように思いますが、いろいろと悩んで考えているとき、逆にシンプルに考えないと解決しないな、と思った出来事があったのかなあ。意外と答えってシンプルだと思うんです。やるのかやらないのか、行くのか行かないのか——とか。だからこそ、考えるときもシンプルでいこうと」

ーー考えすぎていた時期もありましたか?

「考えなくていいところまで考えて、『いや、まだ何もやってないじゃない!』ということはよくありました。考えすぎてしまって、やる前からストップをかけちゃっている状態ですね。だから、お話をいただいたらまずはやってみることを意識しています」

 30年間、第一線で仕事をし続ける秘訣が、大木さんのスタイルから垣間見えたのだった。