進む高校野球改革…7回制に和田毅の意見は?

──強力なバッターが一枚増えるので打撃戦が増えそうですよね。

「高校のスカウトの見方も、『今までは打てても守れなきゃダメ』だったのが、守れないけれどバッティングはすごくいい選手を評価することが増えそうです。今まで、打てるけど守れないからと野球部に入ることをあきらめていた子たちも、高校野球を始めるきっかけになるかもしれません。野球をやる子たちの可能性も広がると思います」

──イニングを7回にするという議論もされています。賛否両論ありますが、和田さんはどうお考えでしょう?

「私はどちらかといえば反対です。野球はどうしても8回、9回にドラマが起きることが多い。7回までであれば、どうしても実力差が浮き彫りになるので、力のあるほうが勝つ展開が増えると思います」

──試合後半になると、投手の交代がきっかけで試合の流れが変わることがあります。打者も四巡目になれば好投手をとらえられるかもしれません。

「強力な先発が7回まで投げきれれば、抑えられてしまうことになります。その点では私立優勢の流れがますます加速して、公立高校が甲子園を狙うということがより難しくなるでしょう。
 怪我や熱中症の予防という点ではプラスになるかもしれません。ただ、野球全体のレベルという意味では、どちらかというとマイナスに働くのではないかと思っています」

 高校野球だけでなく、野球の未来のためにも、議論が尽くされることを期待したい。

(つづく)