大竹しのぶ「私は人の目を気にすることはないですね」

――心に嘘をつかず生きるということは、社会では難しいことだったりもしますよね。人からの目を気にしたりすると特に。

「私は人の目を気にすることはないですね。芝居に関して言えば、いい声が耳に入ってきたとき、その倍、悪い声があるんだと思うようにしています。だからすごくいい劇評をいただいたとしても、それも何万人の中の一人がたまたま褒めてくださったのだと。仕事をするって大変なことだし、つまらない仕事もたくさんある。だけどその中で、自分自身にとっての“やりがい”を見つける術は、絶対にあるはずなんですよ」

大竹しのぶ 撮影/松野葉子