日本を代表する名優、大竹しのぶ。彼女は様々な舞台で主演を務め人々を魅了し続けてきた。半世紀以上愛されているミュージカル『GYPSY』日本版の主演を2023年に務め、舞台は大盛況。このミュージカルが2026年5月に再演する。もう一度主人公ローズを演じる喜びや気概、そして彼女にとっての「CHANGE」を聞いた【第4回/全4回】。
前回話してもらった“登山エピソード”からもどんなことも『楽しむ』ということを大切にしているのが伝わってくる大竹しのぶ。見る角度を変えて面白い部分を探してみるという上でも、それでもやはり面白くないと感じる時はどうしているのだろう。
「見る角度を変えても難しい時ってありますよね。例えば、現場などでこれは違うなと思うことももちろんたくさんあります。そういう時は『それは違うんじゃないかな』と、きちんと伝えるようにしています。目をつむったり、見ないふりはしません。これは父親の教育でもあると思うんです。自分の気持ちに正直にいること、NOと言うこと、嘘をつかないことなどを教えてもらいました。父は心に嘘をつかず生きている人だったから」