1998年長野五輪ではスピードスケート500mで銅メダルに輝いた、元スピードスケート選手の岡崎朋美さん。満面の笑顔”朋美スマイル”で日本中を魅了した岡崎さんは、数々の前人未到の壁を打ち破ってきた。そんな岡崎さんのTHE CHANGEとは。【第4回/全5回】。

 女性アスリートの中には、“ママアスリート”と呼ばれる選手たちがいる。そうした呼び名があること自体、その存在がマイノリティであること、そして特異性を感じさせるが、妊娠・出産の当事者となるとキャリアの中断や身体的なダメージ、育児による練習時間の激減などが当たり前に降りかかる。だからこそ、競技と母の両立は、おのずとスポットライトが当たるのだ。2010年12月に第一子を出産した元スピードスケート選手の岡崎朋美さんも、出産後も2014年のソチ五輪を目指し現役を続行したアスリートのひとりだ。

「誰もやったことがないことをやりたかった、というのが大きいですね。男性は結婚しても競技を継続しますが、特に日本は、女性のほうは結婚したら辞めちゃったりしていた。続けている人がいなかったのでやりたかったし、『結婚したから』、『子どもができたから』とか、そういうことは考えないほうがいいな、という気持ちがありました。海外では出産後も競技を続けている人がいらっしゃいますしね」

岡崎朋美 撮影/冨田望