「少し引いてとらえている部分もあるかもしれません」会社員時代に培った自身を俯瞰(ふかん)する力
──ご自身のことをとても冷静に見られているんですね。
「そうかもしれないですね。学生劇からはじまったものが、“劇団”という形になって制作に入ってくると、“公演を興行として成立させるためにはどうしなければいけないか”という考え方も持つようになってきます。僕の場合は、広告代理店に勤めていたこともありますし、そういう視点もちょっと分かる。それもあって、たしかに少し引いてとらえている部分もあるかもしれません」
──「自分はここまでできるのに」などと、思っていなかったとのことですが、「ここまでやってやる!」という野心のようなものはなかったのでしょうか。
「ないです。“これ、おもしろく演れたらいいな”くらいですね」
「自分を高く見ないから腐らない」。一見、体温が低い分析に思えるが、さらに話を聞くと、冷静だからこその考えうる“ベストパフォーマンス”へ向けた言葉なのだと、伝わってきたのだった。
映画『幕末ヒポクラテスたち』 2026年5月8日(金)より全国公開
出演:佐々木蔵之介
藤原季節 藤野涼子 川島鈴遥 堀家一希 諏訪太朗 阿南健治 栗原英雄 吉岡睦雄 斉藤陽一郎
室井滋(ナレーション) 真木よう子 柄本明/内藤剛志
監督:緒方明
製作総指揮:大森一樹、浮村理 企画:夜久均
原案:映画「ふんどし医者」©1960 TOHO CO., LTD.
脚本:西岡琢也
配給:ギャガ
配給協力:大手広告
©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会
(京都府立医科大学創立150周年記念事業実行委員会/ファーストウッド・エンタテインメント/レプロエンタテインメント)