絶対的な“お父さん”と、フラットな“みんなの長男”
トップダウンで巨大な船を動かす『ドラクエ』時代とは違い、現在のチームはフラットな関係性だという。
「家族でたとえるなら、『ドラクエ』での堀井さんは絶対的な“お父さん”でした。でも今のストーリーノートや第四境界での僕の立場は、“みんなの長男”くらいの感じだと思っています。僕が考えていることよりも、もっと面白いアイデアをどんどん提案してくれるメンバーが集まっています。個人的には、今のスタイルが一番自分に合っていると感じていますね」
安定を捨て、恐怖を乗り越えた先で見つけた、自分に最もフィットするモノ作りの形。藤澤さんの「転機」は、見事に彼自身のクリエイティビティを再覚醒させたのだった。
つづく
『人の財布~高畑朋子の場合~』定価/1,430円(税込) 発行元/双葉社 http://www.futabasha.co.jp