同世代のみならず、世代を超えて多くの女性から圧倒的な支持を受ける俳優・永作博美さん。映画『人のセックスを笑うな』(2008)での艶っぽい演技や、『八日目の蝉』(2011)で魅せたすご味など……見る者に強烈なインパクトを与えている。

永作博美 撮影/有坂政晴

 近年ではNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』や映画『ほどなく、お別れです』(2026)などで演じた母親役に加え、この春放送の火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』(TBS系)で、新たな母親像に挑戦している。確かな演技力で見る者を惹きつけて止まない永作さんにドラマの見どころから、人生のTHE CHANGEを聞いてみた──。【第4回/全5回】

 永作さんのデビューは高校生のとき。

「高校2年生の夏ごろ、高校生活がこのまま終わるのも寂しいし、何か思い出作りがしたいと思っていたんですね。最初は『高校生クイズ』がいいかなって思って友達に声をかけたんですけど、誰も誘いに乗ってくれなくて。そのうち『オールナイトフジ女子高生スペシャル』があるということを知って、履歴書を送ってみたら、通過して出演することになったんです。当初は一度限りのはずだったんですけど、“今度は新しい番組があるから出てほしい”というようなことを言われて。それで続けて出ていくうちに、現在に至りますね」

──『オールナイト』のオーディションですが、当時は受かる自信はあったんですか。

「ないですないです(笑)。どれぐらいの参加人数がいたかは覚えていないですけど、受かるわけがないと思っていましたね」