貫地谷しほりが結婚生活で学んだ「あること」
たとえばコロナで隔離期間は終わっているんだけど、みんなで会うときどうするかとか。そういうこともなかなかセンシティブな問題だと思って、私はすごく悩んでどうすればいいか分からなくて、結局答えが出ないんです。
でも、夫は”隔離期間終わったから、もういいんじゃない”って感じで。そういうことが、私は自分ではなかなかできない。相手に何かを言えなくて苦しい、みたいなこともないですし、ありがたいですね」
そう話す貫地谷さんから、自然な笑顔がこぼれた。
「結婚から3年経って、4年目に入りました。周りを気にして判断をすると、結局迷惑をかけるとか、そういうことが分かってきたので、結局“自分はどうしたいのか”というのをちゃんと考えたほうがいいな、ということを夫との結婚生活で学びました」
ぜんぶ話せる、という関係にある夫との結婚が「THE CHANGE」となり、さらなる飛躍へとつながっていく。貫地谷しほりの「これから」への期待は高まるばかりだ。
1985年12月12日生。東京都出身。02年『修羅の群れ』で映画デビュー、その後07年のNHK連続テレビ小説『ちりとてちん』でヒロインを務め、好評を博す。13年主演映画『くちづけ』(監督:堤幸彦)15年『女くどき飯』(TBS系)、23年NHK『大奥』「8代・徳川吉宗×水野祐之進編」など、その出演作は多岐にわたる。23年には第17回声優アワード外国映画・ドラマ賞を受賞するなど、声優・ナレーターとしても活躍している。
■映画『オレンジ・ランプ』
6月30日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー
配給:ギャガ
監督:三原光尋
主演:貫地谷しほり 和田正人
出演:伊嵜充則 山田雅人 赤間麻里子 赤井英和 / 中尾ミエ
39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断されたカーディーラーのトップ営業マン・只野晃一は、妻・真央と娘2人と暮らしていた。会議を忘れたり、自宅への帰り道を忘れたりしてしまい戸惑う晃一のサポートを真央はなんでも先回りしてやろうとするが、ある出会いをきっかけに2人の意識は大きく変化。「人生を諦めなくていい」と気づいていく、夫婦の希望と再生の物語。
©2022「オレンジ・ランプ」製作委員会