「僕は西堀と一緒にゴミの仕事ができたらいいなと思っていたんです」
――西堀さんとはカルチャースクールが開設していた「お笑い講座」で出会いましたが、まわりに若い人がいなかったとはいえ、その時にピンときたんですか?
「そんなことはなくて。西堀もそうだったと思うけど、消去法でした。“お茶する?”みたいな感覚でコンビを組んだんです」
――西堀さんは、先輩である有吉弘行さんや小池栄子さんといった大物に気に入られますよね。それも才能だと思います。
「犬と一緒で、場面ごとに“誰が一番偉いのか”を嗅ぎ分ける能力は高いと思います。いや、売れっ子キャバクラ嬢かな。すごいなと尊敬しますよ」
――滝沢さんがゴミの仕事で売れた時、西堀さんは「俺はいらないんじゃないか」と悩んでいたそうですが。
「本当なんですかねぇ。ポーズなんじゃないかな(笑)。僕は西堀と一緒にゴミの仕事ができたらいいなと思っていたんです。2人でやっていた時期もあるけど、西堀がやりたくないと言うから、僕ひとりでやるようになって。同じパターンになる仕事を続けることがツラかったかもしれないけど、西堀が知識を増やしていくスタンスでもよかったと思うんです」
――最近は西堀さんも「発明」という武器を手に入れて、コンビバランスもよくなったのかなと思います。
「『有吉の夏休み』(フジテレビ系)もそうだし、『オールナイトニッポンR』(ニッポン放送)もそうだし、西堀はひとりで仕事を持って来ることができる人ですから、僕から不安はありませんでした」