「もういいよ、もう文句言ってやめようよ、っていう開き直りがありましたね」

ーーでも、その芸人をやめようと思った時もあったんですね。

「ありました。デビューして9年目ぐらいだから。07年とかです。
 やめようと思ってから、テレビに少し出るようになったんですよ。そこで本当に開き直りました。もういいよ、もう文句言ってやめようよ、っていう。その開き直りがありましたね。
 まず目の前の客に言いました。客をいじるっていう。お前ら俺より面白くないだろ。やってみろよ。お前ら立てないぞ舞台、とか言って。お前の会社にこんな面白いやついるか、と」

ーーTHE SECONDでも同じようなスタンスで……。

「そこから、たぶん変わらないんですよ。ずっとこっちはアップデートしてない。だから、余談の部分しか変わってないんですよね。どんどんどんどん、いい客いじりとか、姑息な手段を覚えていくんです。でも、ほんとの部分はあんま変わってないっていう。
 デコレーションだけ変わったのかもしれない。袋変えて新しいもんですよ、みたいにしてますけど、ずっと同じ商品を売り続けてるのかもしれません」

 マシンガンズは変わらなかったが、来るか来ないかわからなかったバスは来た。その行く先もわからないかもしれないが、西堀さんはずっと笑っているだろう。

■プロフィール
西堀亮(にしほり・りょう)
1974年生まれ、北海道出身。1998年に滝沢秀一とお笑いコンビ「マシンガンズ」結成。発明学会の会員であり、くつの丸洗い洗濯ネットが商品化されたことも話題に。散歩動画を投稿するYouTube「西堀ウォーカーチャンネル」を2021年に開設。2023年『THE SECOND~漫才トーナメント』(フジテレビ系)ではマシンガンズが準優勝に輝く。同年9月に著書『芸人という病』を上梓。。