西堀亮滝沢秀一マシンガンズは2023年で結成25年目。記念の年に迎えた大舞台での活躍は、多くの人の心を打った。最初にチャンスをつかみかけてから15年。辞めようと思った日もあったという西堀さんのTHE CHANGEとはなんだったのかーー。【第3回/全5回】

マシンガンズ西堀亮 撮影/THECHANGE 編集部

「あれ以上のチェンジないですよね。やっぱり人生最大のチェンジじゃないですかね。北海道から上京してきたことぐらい、チェンジかもしれないです」
 
 西堀さんがそう語るのは、2023年5月20日の「THE SECOND」について。マシンガンズは決勝大会のトーナメントで金属バット三四郎という優勝候補をくだし、決勝に進出。ギャロップに敗れて準優勝となったが、大会で最もブレイクした漫才師となった。

ーーTHE SECONDのどのタイミングで、これで人生変わるかも、と思っていたのでしょうか。

「やっぱり、ぜんぶ終わってからですね。番組中はまだ次のことがあるので。あまり余裕もなくて考えてなかったんですけど、テレビの生放送が終わってから。
 結果、負けたんですけど、やっぱり仕事も増えたって報告も受けてるんです。もうその日のうちに。明日あれがあります、これがありますって、急に。

 反響はラインとかツイッターでもすごくて。やっぱりいま思えば、あの日の夜ですよね」

ーー決勝が終わった後の気持ちはどうでしたか。

「高揚感はありますけど、あんまわけわかってないですよ。だから、何日かして、振り返ってみて、あの日の19時から23時の間で、人生変わりましたよね」